和訳版Abstract | 目的 大腸神経内分泌腫瘍患者における転移陽性リンパ節径の至適cut off値は明らかではない。我々はリンパ節径と転移の有無についての相関を検討した。 方法 2010年4月から2016年3月までに外科的切除もしくは局所切除を受けた大腸神経内分泌腫瘍患者42名の計148個のリンパ節を対象とした。リンパ節の短径はCT検査で測定し、転移の有無は病理学的、もしくは追跡期間中に評価を行った。 結果 18個(12.2%)のリンパ節が転移陽性、130個(87.8%)が転移陰性であった。転移陽性リンパ節の短径は転移陰性リンパ節より優位に長かった(4.9 [3.0-6.3] vs. 2.0 [1.0-2.0] mm; P=0.01)。リンパ節の短径>3mmは、感度88.8%、特異度78.5%で転移陽性を予測し、AUCは0.852であった。 結論 リンパ節郭清を伴う外科的切除は、短径3 mmを超えるリンパ節を有する患者に対して検討されるべきである。 |
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