J-STAGEでJARCを見る
検索(複数の項目で絞り込みが可能です)

 リセット(戻る)

Original Research Articles
Volume 1 Issue 1 Pages 7月14日

Smoking and tumor obstruction are risk factors for anastomotic leakage after laparoscopic anterior resection during rectal cancer treatment

和訳版Abstract 【目的】直腸癌に対する腹腔鏡下前方切除術での縫合不全リスクを調べる。【方法】2012年4月から2015年11月の間に原発性直腸癌に対し腹腔鏡下前方切除術を施行した175人について縫合不全リスクを患者、腫瘍、手術関連因子についての単変量分析で検討した。【結果】175人中、男性116人(66%)で、縫合不全は4人(2.3%)であった。縫合不全症例はすべて男性で、濃厚な喫煙歴かつ現喫煙者であった。4人中3人で腫瘍による狭窄により術前内視鏡が通過しておらず、残り1人では内視鏡前処置の下剤内服により閉塞性腸炎を併発していた。単変量分析では腫瘍径、腫瘍による狭窄、喫煙歴が、縫合不全発生と有意に関連していた。【結果】直腸癌に対する腹腔鏡下前方切除術において腫瘍径、腫瘍狭窄、喫煙歴が縫合不全リスクであった。