和訳版Abstract | 目的:排便状態や生理による変化などを明らかにするために、医療関係者を対象にアンケート調査を行った。 対象および方法:医療関係者が便通異常に関する講義を聴講した後にアンケートに回答した。便秘はRome IIIの基準に従い、下痢はBristol scale 6,7と定義した。 結果:463人(年齢中央値35.6歳,男/女/不明:132/324/7)が回答した。便秘は有意に女性に多く(男/女:3%/31%)、下痢は男性に多かった(男/女:7%/1%)。便秘は20歳代では20%で、年齢とともに増加し70歳代以降で45%に見られた。生理前後の排便の変化は61%(便秘18%,下痢43%)に見られ、便秘は生理前に下痢は生理中に有意に多かった。全体の2%が和式トイレを使用し、5%は和式便器での排便が出来なかった。 結語:我が国の医療従事者において、便秘は女性に多く、年齢とともに増加した。61%の女性は生理前後で排便に変化があった。5%の人は和式トイレで排便が出来なかった。 |
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