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Trial Protocols
Volume 5 Issue 4 Pages 414-418

A Trial Protocol to Investigate the Incidence of Postoperative Bowel Obstruction after Laparoscopic Colorectal Cancer Surgery Using an Absorbable Adhesion Barrier Material (INTERCEED?) (Balsam CEED Study): A Prospective, Multicenter, Observational Study

和訳版Abstract 【背景】癒着防止剤(APB)は正中創直下でのみ使用されることが多いが、その他の手術切開部位にも癒着は生じることからAPBにより腹部手術後の小腸閉塞(SBO)発生率が低下するというエビデンスは少ない。
【目的】腹腔鏡下大腸癌手術後SBO予防に対するインターシード?の臨床的有用性を評価し、インターシード?の留置部位のSBO発生率への影響を明らかにする。
【方法・試験デザイン】多施設共同前向き観察研究であり、インターシード?の留置部位は以下の3通りのいずれかを術者が選択する。1)正中切開下のみ2)腸管授動及び/またはリンパ節郭清部位3)1)2)の両部位。主要評価項目は腹腔鏡下大腸癌手術後2年目の術後SBO発生率、副次的評価項目はインターシード?の留置部位のSBO発生率への影響である。
【考察】本研究は、APBの留置部位の腹部手術後のSBO発生率への影響を評価する初めての研究であり、この研究結果は、今後の無作為化比較試験につながる可能性がある。