和訳版Abstract | われわれは径腹直筋的に造設したループストーマ造設部位に腹膜外経路で単孔式ストーマ再造設を2例経験した。貫通していた経路は腹腔側より腹膜を結節縫合し、腹直筋前鞘は有棘縫合糸で連続縫合閉鎖した。新しい腹膜外経路は縫合閉鎖した腹直筋前鞘を通るルートで作成した。ストーマ造設部位の皮膚欠損は、単孔式ストーマ作成前にモノフィラメント吸収糸で真皮環状縫合し直径約25mmとなるように縫縮した。同作成法にてストーマ早期合併症は経験せず、術後1年の時点での傍ストーマヘルニアも認めていない。本手技を用いて2症例に同部位での単孔式ストーマを腹膜外経路で再造設しえた。 |
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