和訳版Abstract | 目的 下部消化管穿孔術後のsurgical site infection (SSI)の発生頻度は非常に高率である.術後閉鎖創に対する予防的陰圧療法(iNPWT)の有用性を検討した. 方法 治療群では、創傷を皮下縫合糸で閉鎖し、iNPWTを-120mmHgを5日間施行し合計10日間のiNPWTを行った.これらの患者は過去の対照群と比較した. 結果 患者特性は人口統計学的に類似していた。手術部位感染の発生率は 治療群の方が対照群よりも少なかった(9.1% vs 52.3%、p<0.001)。創部離開は治療群では認められなかったが、対照群では3例(4.6%)に認められた. 結論 下部消化管穿孔患者へのiNPWTの適用は手術部位感染の減少に関連付けることができると考えられた. |
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