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Original Research Articles
Volume 10 Issue 2 Pages 206-212

Efficacy of Ninjin’yoeito in Adjuvant Chemotherapy for Colorectal Cancer: A Retrospective Clinical Study with Propensity Score Matching Analysis

和訳版Abstract Stage III大腸癌に対する術後補助化学療法(AC)は標準治療であるが、副作用、特に化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)により治療継続が困難となることがある。本研究では、カペシタビン+オキサリプラチン(CAPOX)療法施行例における人参養栄湯(NYT)の実臨床での有効性を後方視的に検討した。対象は58例で、NYT併用群(N群)と非併用群(C群)に分類し、傾向スコアマッチングを用いて背景因子を調整した。マッチング後の解析では、N群において食欲低下(Grade≥1)、倦怠感(Grade≥1)、CIPN(Grade≥1)の発現が有意に低かった。また、カペシタビンおよびオキサリプラチンの相対投与強度(RDI)はN群で有意に高値であった。NYTに関連する有害事象は認めなかった。以上より、NYTは副作用軽減とRDI維持を通じて、特にフレイル患者におけるAC成績の向上に寄与する可能性が示唆された。