| 和訳版Abstract | 【目的】便失禁に対する仙骨神経刺激療法(SNM)の短期成績と試験刺激期間の反応による治療効果予測能を検討した。【方法】2014〜2024年の便失禁に対するSNM施行例を後方視的に解析した。2週間の試験刺激後、有効例に対して刺激装置を植込み、12か月後の便失禁回数、CCFIS、FISI、JFIQL、肛門内圧検査結果を評価した。また、試験刺激期間の反応による治療効果予測能をROC解析で検討した。【結果】34例中32例で刺激装置を植込み、その後2例で刺激装置を摘出したため、12か月後に評価できたのは30例であった。その評価では、便失禁回数、CCFIS、FISI、JFIQLは全て有意に改善し、20例(66.7%)で便失禁回数が50%以上改善した。最大随意収縮圧は有意に上昇したが、最大静止圧は有意に変化しなかった。ROC解析では、試験刺激期間での便失禁回数36.4%減少が治療効果持続の予測因子であった。【結語】便失禁に対するSNMの短期成績は良好で、試験刺激期間の反応が治療効果予測因子になる可能性が示唆された。 |
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