| 和訳版Abstract | 【目的】 同時性大腸癌肝転移(SCRLM)における再発高リスク患者の特定と術前化学療法(PC)の治療成績を比較検討する。 【方法】 2010年から2019年に多施設でSCRLMに対し初回根治的肝切除を施行した215例を対象に、PC群(111例)と手術先行群 (104例)で臨床病理学的背景と予後を後方視的に比較した。 【結果】 PC群で腫瘍数・径ともに有意に大きかったが、無再発生存期間(RFS)および全生存期間に両群間で有意差はなかった。RFSの独立したリスク因子として「原発巣リンパ節転移N2以上」「Tumor Burden Score >5」「CA19-9陽性」「KRAS変異」が特定された。これらの因子を2つ以上持つ再発高リスク患者では、PC群のRFSが有意に良好であった。 【結論】 SCRLMの再発リスク因子を特定し、同リスク因子を2つ以上有する症例において術前化学療法は有効な治療選択肢となり得る。 |
|---|