| 和訳版Abstract | 【目的】 直腸癌患者における側方リンパ節郭清(LLND)の最適な適応基準は未だ確立されていない。著者らは以前、MRIでのリンパ節の長径と短径を組み合わせたサイズ基準を確立したが、実臨床における有用性は不明であった。本研究では、確立した基準の臨床的有用性を前方視的に検証することを目的とした。 【方法】 LLNDを伴う根治術を施行した直腸癌患者125例を対象とする多施設共同試験を行った。2名の読影者が、臨床および病理データを知らされない状態で術前MRIを用い、両側併せ計250の側方骨盤領域を評価した。事前に定義されたサイズ基準に基づきLLNDの必要性を判断し、病理組織学的結果と比較した。 【結果】 評価した250領域のうち206領域で郭清が行われ、29領域で病理学的転移が認められた。LLNDの要否に関する読影者間の実測一致度は良好(κ=0.671)であった。本基準による転移診断の感度は82.8〜86.2%、特異度は52.0〜57.1%であった。 【結論】 本検証試験により、提案されたMRIサイズ基準は臨床的に適用可能であり、側方リンパ節転移の術前診断に有用であることが示された。 |
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