| 和訳版Abstract | 【目的】Stage II–III大腸癌における臨床病期と病理病期の一致度を、BRAF V600E変異およびMMR状態別に検討した。 【方法】2015年8月から2023年12月に根治切除を施行した754例を後方視的に解析した。分子サブタイプはpMMR/BRAF変異型、pMMR/BRAF野生型、dMMRに分類し、T因子、N因子、病期の一致度を過小評価・一致・過大評価で判定した。 【結果】pMMR/BRAF変異型29例(3.8%)、pMMR/BRAF野生型646例(85.7%)、dMMR79例(10.5%)であった。術前後一致率はT因子55.2%、N因子39.9%、病期50.4%で、N因子が最も低かった。pMMR/BRAF変異型ではN因子過小評価が44.8%と最多で、dMMRでは過大評価が50.6%と最多であった。多変量解析ではpMMR/BRAF変異型がN因子過小評価の独立因子であった(OR 2.76、p=0.013)。生存解析はイベント数が少なく探索的評価とした。 【結語】分子サブタイプは病期診断精度に影響し、BRAF変異例では過小評価、dMMR例では過大評価を来しやすい。術前評価に分子情報を加えることで、より適切な治療戦略につながる可能性が示唆された。 |
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