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Volume 3 Issue 2 Pages 91-97
The prognostic nutritional index for postoperative infectious complication in patients with ulcerative colitis undergoing proctectomy with ileal pouch-anal anastomosis following subtotal colectomy
| 和訳版Abstract | 目的：潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘・回腸嚢肛門吻合術の3期分割手術では、回腸嚢手術時に栄養状態の改善と免疫抑制薬投与量の減少をもたらし、手術成績の向上に有用であると考えられている。しかし、回腸嚢手術後の術後感染性合併症に対する栄養状態の与える影響については明らかではない。本研究では残存直腸切除・回腸嚢肛門吻合術において栄養状態と術後感染性合併症の関連性を明らかにすることを目的とした。方法：残存直腸切除・回腸嚢肛門吻合術が施行された患者を対象とし術後感染性合併症と臨床因子との関連について検討した。結果：110例のうち18例(16.4%)に術後感染性合併症が発生した。多変量解析で術中出血量270ｇと小野寺のPNI47未満が術後感染性合併症の危険因子であった（P = 0.033，0.0076）。術前の免疫抑制薬の使用は術後感染性合併症発生に関連しなかった。結論：残存直腸切除・回腸嚢肛門吻合術において術前の免疫抑制薬使用は術後感染性合併症発生に関連しなかったもののPNI低値は危険因子であることが示唆された。 |
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