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Clinical Research
Volume 4 Issue 2 Pages 79-84

An Observational Study of Team Management Approach for CapeOX Therapy in Patients with Advanced and Recurrent Colorectal Cancer: SMILE Study (The Study of Metastatic colorectal cancer to investigate the Impact of Learning Effect)

和訳版Abstract 目的XELOX療法は進行再発大腸癌に広く用いられているレジメンである. その有害事象対策に医師,看護師,薬剤師による多職種対応が効果的であるが、多施設で前向きの検討はされておらず,前向き観察研究を行った.
対象、方法 14施設,80名の進行再発大腸癌患者が参加した. 医師による説明,看護師による手足症候群(HFS)に対するセルフケアの実践指導や自宅への電話サポート,薬剤師による有害事象対策説明いずれかの対策を選び,HFS grade2以上の発現率を比較した.
結果 全体のHFS grade2以上出現割合は16.3%であった. 電話サポートを行った36名のHFSは11.5%と少なく,それ以外は20.5%で電話サポート群で少なかったが有意差は認めなかった(p=0.26)
結語 XELOX療法に対する多職種による有害事象マネージメントは有効である可能性がありより大きなコホートでの検討が望まれる.