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Original Research Articles
Volume 4 Issue 2 Pages 67-78

Indications for Cold Polypectomy Stratified by the Colorectal Polyp Size: A Systematic Review and Meta-Analysis

和訳版Abstract このメタアナリシスの目的は、ポリープの大きさに基づいたコールドポリペクトミーの適応を明らかにすることである。10㎜以下のポリープに対するコールドスネアポリペクトミー(CSP)と他の切除方法のランダム化比較試験をPubMedおよびコクランライブラリーで検索した。累積エビデンスの確実性はthe Grading of Recommendations Assessment,Development,and Evaluation systemを用いて評価した。280件の論文が検出され、12件のランダム化比較試験を抽出した。10㎜以下のポリープに対するホットスネアポリペクトミー(HSP)と比べたCSPの不完全切除割合のリスク比は1.36(95%信頼区間[CI],0.92-2.01)であった。コールドフォーセプスポリペクトミー(CFP)と比べたCSPの不完全切除割合のリスク比は0.50(95%CI,0.31-0.82)であった。3㎜以下のポリープに限れば、CFPと比べたCSPの不完全切除割合のリスク比は1.40(95%CI,0.39-4.95)であった。累積エビデンスの確実性は低いと考えられた。10㎜以下のポリープに対してはCSPとHSPは同等の完全切除割合、3㎜以下のポリープに限ればCFPとCSPは同等の完全切除割合といえるかもしれない。