和訳版Abstract | 欧米では直腸癌に対する術前化学放射線療法が標準治療であるが、日本では術前療法は局所制御効果のみで生命予後延長に寄与しないとされ、推奨されていない。しかし、2000年代に入り、いくつかのphaseⅢ試験が行われ、その有用性が報告された。さらに術前療法によって癌が完全にきえるpathological complete responseの症例が散見され、手術が不要とされるような症例もある。さらに術前化学放射線療法に化学療法を組み合わせたinduction chemotherapyやconsolidation chemotherapyの報告もある。本検討では、そのトピックスについてreviewした。 |
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