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Review Article
Volume 6 Issue 1 Pages 1月8日

Colorectal Surgery in the COVID-19 Pandemic Era

和訳版Abstract SARS-CoV-2による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月に中国で発生し、急速な感染拡大により世界中の医療システムを混乱させている。2021年10月現在、COVID-19の総感染者数は240,000,000人を超え、総死亡者数は5,000,000人に迫ろうとしている。COVID-19パンデミック下において、パンデミックに対する医療シフトによる医療体制の制限が生じ、大腸癌の外科・内視鏡治療への影響は避けられない。そのため、患者の安全、医療従事者の感染防止、原疾患の治療方法の決定などを包括的に検討する必要がある。また、患者の状態、重症度、地域の感染状況、各施設の医療供給体制を総合的に考慮し、外科的トリアージを行うことが求められる。パンデミックによって劇的に変化した診断・治療環境を理解し、COVID-19の感染拡大防止に最大限の注意を払いながら、手術を必要とする患者に適切な外科治療を提供することが重要である。