J-STAGEでJARCを見る
検索(複数の項目で絞り込みが可能です)

 リセット(戻る)

Case Report
Volume 9 Issue 3 Pages 345-349

A Successful Simultaneous Robotic Resection of Giant Uterine Fibroids and Rectal Cancer
(巨大子宮筋腫を伴う直腸癌に対して、ロボット支援下手術にて同時切除を施行した1例)

和訳版Abstract 近年,ロボット手術での大腸癌と他臓器の同時切除の報告が散見されるが,巨大子宮筋腫を伴う直腸癌に対して,ロボット支援下での同時切除の報告例はない.今回われわれは巨大子宮筋腫を伴う直腸癌に対して,ロボット支援下での同時切除を経験した.患者は48歳の女性で,直腸癌(cT2N0M0 cStageⅠ)と最大径18㎝の巨大子宮筋腫を指摘された.子宮頚部へは両側よりアプローチし,Vessel sealerを用いて子宮広間膜を切除した.また膣部にwound retractorを装着し,腹腔側および膣側から子宮頚部切離部を確認し,単純子宮全摘出術を施行した.その後は定型通りのポート配置に切り替え,直腸低位前方切除を施行した.手術時間は536分,出血量は5mlであり,摘出した子宮筋腫は18×13×5㎝であった.合併症なく経過し,術後7日目に退院した.ロボット支援下で他臓器を同時切除する際には,術前のシミュレーションとポート配置が重要である.