| 和訳版Abstract | 目的:腸管子宮内膜症に対して腸切除術を施行した症例を後ろ向きに解析し、臨床像、診断上の課題、治療成績および長期予後を明らかにし、機能温存と再発低減を目指した外科治療戦略の検討を目的とした。 方法:2002~2022年に腸切除術を施行した腸管子宮内膜症21例を対象に、臨床病理学的所見、周術期成績および長期予後を検討した。 結果:年齢中央値は38歳で、全例に消化器症状を認めた。内視鏡的に組織学的診断が得られたのは1例(7.1%)のみであった。病変は主にS状結腸〜上部直腸に存在し、低位前方切除術を中心に治療を行った。早期合併症は2例、晩期合併症は3例に認められた。追跡期間中央値2,088日で再発は1例(4.8%)と低率であり、自然妊娠は2例に認められた。 結論:腸管子宮内膜症に対する腸切除術は、適切な切除範囲設定と婦人科との連携により、再発抑制と機能温存の両立が可能であることが示唆された。 |
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