| 和訳版Abstract | 【目的】直腸癌局所再発(locally recurrent rectal cancer:LRRC)に対する術前化学放射線療法(CRT)後の腫瘍細胞のアポトーシス応答、ならびにCRTによる腫瘍縮小効果および長期成績を明らかにすることを目的とした。 【方法】2012年1月から2020年12月までに、LRRCに対してCRT後に根治手術を施行した9例を対象とした。Tumor regression grade(TRG)を評価するとともに、M30 CytoDeath免疫染色によるアポトーシス細胞の割合を定量化した。(score 0(0–33%)、score 1(34–66%)、score 2(67–99%)、score 3(100%)) 【結果】TRG3は認められず、TRG1が最多であった。M30 CytoDeathスコア2以上の症例は認められず、大部分の症例でスコア0であった。一方、術前CRTとしてオキサリプラチンまたはイリノテカンを併用した症例では、全例でM30 CytoDeathスコア1を示した。2例を除きCRTによる腫瘍縮小が得られ、R0切除率は77.8%であった。R0切除例における5年局所無再発生存率および3年無再発生存率は、それぞれ42.9%、14.3%であった。 【結論】LRRCはCRTに対してアポトーシス抵抗性を示す可能性があり、より効果的な周術期治療戦略の確立が必要である。 |
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