日本大腸肛門病学会 会員各位
暑く長い夏が終わり、ようやく涼しく秋らしくなってまいりました。季節の変わり目となるこの時期、会員の皆様には、どうか体調を崩さぬようご自愛いただければと存じます。
このたび、JARC第8巻4号をお届けいたします。今号では、原著論文17編、症例報告3編、合計20編の論文を掲載いたしました。
巻頭に掲載した論文は、大腸癌研究会全国登録のAnnual Report(2015年治療症例)です。今回、この重要な報告をJARC誌上で英文として発表することができ、国内における大腸癌治療とその成績を世界に向けて発信する貴重な機会となりました。本邦における大腸癌診療のreal world dataが、皆様の研究発表に役立ち、論文などで広く引用されることを期待しております。
JARCへの投稿数は増加傾向にあり、編集委員一同大変喜んでおります。本誌の使命は、大腸肛門病学に関する質の高い情報を世界に発信することです。編集委員一同、著者と読者の皆様の期待に応えるべく、JARCのさらなる発展に向けて努力してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年10月
Journal of the Anus, Rectum and Colon
Editor-in-Chief
石原 聡一郎