会員各位
いろいろと世の中が落ち着かない中で新年度を迎え、会員の皆さまにおかれましては日々大変お忙しくお過ごしのことと存じます。送別会や歓迎会が行えない春にも慣れてしまった感がありますが、それでも新しい出会いに期待が膨らむ季節でございます。
JARC 6巻2号をお届け致します。
今号は総説4編と原著論文4編の計8論文を掲載致しました。
総説には、この4月に保険適応となった結腸癌ロボット手術に関する論文を掲載しており、大変タイムリーな内容となっております。今後結腸癌ロボット手術を導入する施設が増えると思いますので、是非ご参照頂きたいと思います。
骨盤臓器脱や坐骨直腸窩痔瘻の診断と治療は非常に専門性の高い領域ですが、エキスパートの先生に分かりやすく解説して頂きました。
肛門の診察に際して扁平上皮癌を診ることは珍しくありませんが、その前癌病変の診断や取り扱いに関しては広く知られてはおらず、こちらもエキスパートの先生に美しい写真とともに解説して頂いております。
原著論文4編につきましても、皆さまの診療と研究に大変役立つ内容の論文でございます。
今後もより良いJARCをお届けできるよう、編集委員一同尽力してまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2022年4月
Journal of the Anus, Rectum and Colon
Editor-in-Chief
石原 聡一郎