会員各位

　今年は記録的な短さで梅雨が終わり、夏の季節を迎えました。落ち着きを見せたかに思えたコロナも第7波として猛威をふるい始めております。会員の皆さまにおかれましてはどうぞご自愛頂くようお願い申し上げます。

　JARC 6巻3号をお届け致します。今号は総説2編、原著論文4編、症例1編の計7論文と1件のErratumを掲載致しました。

　総説の2編はいずれも肛門疾患領域に関するもので、美しい写真とともに大変分かりやすく解説されております。1編は昨年の第76回日本大腸肛門病学会学術集会での海外招待講演演者であるSung Hwan Hwan先生（韓国）からのご寄稿です。原著論文の4編は直腸癌術後の縫合不全、痔核手術後の疼痛、便失禁の治療、大腸粘膜下層癌のリンパ節転移に関するもので、いずれも日常診療における重要な課題となっておりますので、皆さまの診療・研究に大変役立つ内容となっております。

　今後もより良いJARCをお届けできるよう、編集委員一同尽力してまいります。また、雑誌の発展のためには皆さまからのご投稿や論文への引用が大きな力となります。何卒宜しくお願い申し上げます。

2022年7月
Journal of the Anus, Rectum and Colon
Editor-in-Chief
石原　聡一郎