一般社団法人 日本大腸肛門病学会

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学術集会・セミナー

[抄録]便通異常症診療ガイドラインから紐解く慢性便秘症・慢性下痢症の内科的診療

最終更新日: February 27, 2026NEW

第35回日本大腸肛門病学会教育セミナー

Ⅰ.内科・放射線科・病理科・その他(Ⅰ)
  テーマ: Common Disease の最新知見

2.便通異常症診療ガイドラインから紐解く慢性便秘症・慢性下痢症の内科的診療
  高木智久先生(京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器内科学)

 便通異常症は,便秘や下痢といった症状にとどまらず,腸管運動,内臓知覚,腸内細菌叢,さらには脳腸相関などが複合的に関与する疾患群であり,日常診療において極めて遭遇頻度が高い.特に慢性便秘症は,QOL低下や日常生活活動性の低下をきたすのみならず,生命予後にも影響しうる疾患として認識する必要がある.
 また,高齢者においては,筋量低下,活動量低下,食事摂取量の減少といったフレイルの構成要素が相互に影響し合い,便通異常がQOL低下や全身機能低下と密接に関連することが明らかになってきている.本講演では,『便通異常症診療ガイドライン2023』に則り,便通異常症の診断および内科的治療の基本的な考え方を整理する.特に,治療選択肢が増えている慢性便秘症の内科的治療の概要と,エビデンスが依然として十分とはいえない慢性下痢症診療の考え方について概説する.
 

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