倫理審査依頼のフロー
1.倫理指針のカテゴリー分類の確認
委員会に審査を委託できる研究は、倫理指針のカテゴリー分類表の B1 に該当する研究で、著しい利益相反状態の無いものに限ります。必ずご確認をお願いいたします。
【審査委託が可能な研究】
(1)単一施設内での、人体から採取した試料を用いない観察研究
(2)単一施設内での、人体から採取した試料を用いる後ろ向きの観察研究
(3)委員会で承認された研究計画書の軽微な変更に関する審査
いずれも、関係する研究者が著しい利益相反状態のない研究であることが条件です。
2.申請書類の作成・申請
申請書類には、必須書類とその他申請に必要な書類があります。公印押印が必要な書類がありますので、申請書類一式は研究機関の長へ提出となります。
※申請書類および書式ダウンロードは、「倫理申請提出書類について」をご確認ください。
3.承認・審査依頼の送付
申請書類は、メールと郵送の両方でご提出ください。
事務局で書類の確認が済み次第、受諾書および請求書を発行いたします。
4. 審査書類の確認と受諾書および請求書発行・審査依頼 【事務局】
申請書類に問題がなければ、受諾書および請求書を発行したのち、委員会に審査を依頼します。
審査料(3万円・税込)は、受諾書を受領した日から2週間以内に銀行振り込みにてお支払ください。
書類に不備があった場合は、研究機関の長及び研究責任者へメールで連絡いたします。
5.審査期間(査読2週間程度を予定)
審査の開始は、4.の受諾書が発行されてからとなります。
書類の内容について、委員会から確認事項がある場合は、研究機関の長及び研究責任者へ「倫理審査委員会審査に関する照会書」にてメールで連絡いたします。
6.判定期間、審査結果の通知(判定期間=査読完了後1週間程度を予定)
倫理審査委員会での判定結果を受け、本学会から「倫理審査結果通知書」をメールで送付後、原本を郵送いたします。
7.研究機関の長による研究許可判定
研究機関の長は審査結果を受領後、研究の許可または不許可を判断し「研究許可申請に関する指示・決定通知書(様式7)」を発行してください。
発行後の書類に公印を押印し、原本は研究責任者へ渡し、写し(PDF)を本学会事務局へメール添付にてお送りください。
8.研究責任者による研究許可判定受領
審査依頼の研究は、前項「研究許可申請に関する指示・決定通知書(様式7)」の結果によって、開始または中止となります。
※研究が中止となった場合は、速やかに「研究終了報告書(様式8)」を作成し、研究機関の長へ提出してください。
【研究終了・研究中止となった場合の対応】
- 研究が終了または中止となった場合、研究責任者は速やかに「研究終了報告書(様式8)」を作成し、研究機関の長へ提出してください。
- 研究責任者から提出された「研究終了報告書(様式8)」に公印を押印した原本を本学会事務局へ郵送してください。
- 本学会へ書類提出後、「研究終了報告書(様式8)」に本学会公印を押印した書類を受領通知として返送します。施設で定められた期間にて書類の保管をお願いします。
【その他:逸脱報告】
- 研究責任者は研究計画書からの逸脱が発生した場合、速やかに研究機関の長へ「逸脱報告書(様式9)」を提出してください。
- 研究機関の長は、事務局あてに公印を押印した原本を本学会事務局へ郵送してください。
- 本学会へ書類提出された「逸脱報告書(様式9)」に本学会公印を押印した書類を受領通知として返送します。
- 提出された報告については必要に応じて意見を述べますが、対応は研究機関の長の責務とします。